カテゴリ:ツリーハウス( 30 )
tree house project vol.6.4
翌日、一人で森に入り、完成したツリーハウスの撮影をした。

【日時】
2009年1月19日(日)

【場所】
森の中

【活動報告】
d0122219_1542487.gif
d0122219_1544174.gif
d0122219_1545243.gif

木の上に最小限の床を作ることから始めて、森に何度も通い、森や木と密接にふれあう中で築かれていった関係性を尊重し、人と自然の隙間に対して、やわらかな境界線として、ツリーハウスを計画することを目指してきた。そして、一つの解答としてようやく完成することができた。しかし、最終的にできたツリーハウス自体よりもむしろ、少しずつ自然との関係性を築いていったプロセスこそが成果物であると今は感じている。
今後も、このプロジェクトで築いた自然との関係を大事にし、設計活動等に生かしていければと思う。

本プロジェクトを進めるにあたり、ご指導頂いた鈴木明先生、最後の最後まで協力してくれた奥平さん、遠藤くん、そして、プロジェクトに関わって頂いたすべての方に感謝致します。
ありがとうございました。

2009年1月21日
西山広志
[PR]
by suzukiakiralab | 2009-01-21 20:05 | ツリーハウス
tree house project vol.6.3
長かったこのプロジェクトもそろそろ完結編。完成した樹上の床と覆いを設置する日が来ました。

【日時】
2009年1月17日(土)14:00〜16:00

【場所】
森の中

【参加者】
西山広志(鈴木明研M2)
奥平桂子(鈴木明研M2)
遠藤倫数(小山明研M2)
南野望(環境・建築デザイン学科三年)

【活動報告】
院棟4Fスタジオで軽く打ち合わせをして、作業開始です。
d0122219_17485125.gif
落葉樹の葉が落ちてうっすら透けて見える一番背の高い常緑樹が、ツリーハウスを設置する木です。
d0122219_1749415.gif
樹上の床とハシゴと三脚を持って、森へ向かいます。冬の森は、落ち葉の絨毯に包まれていて、フカフカしています。
d0122219_17491832.gif
とりあえず、床の取り付けです。冬の森は、葉っぱのカーテンがなくなって、光に満たされています。
d0122219_17493184.gif
今回も、数日間、設置しておくので、念入りに固定していきます。
d0122219_6143120.gif
設置し終わったら、覆い部分を森に持ち込みます。布の袋の中に入りながら森を歩いていくといつもと違う森に出会いました。白かった布は、森の柄になったり、森一面に敷かれていたと感じていた落ち葉の絨毯が、自分の部屋だけの絨毯に感じたりしました。
d0122219_17494373.gif
どんどん歩いていって、木の上の床の上まで上がってきました。
d0122219_175022.gif
設置の準備スタートです。針金の梁の先の輪っかに天蚕糸をくくって、もう片方に重りを付けて、枝に引っかけます。引っ掛けた先をまた、梁の先の輪っかに通して、中から天蚕糸を引くと、梁が引っ張られて持ち上げるようにしました。
d0122219_1750226.gif
2点引っかけ終えると、中に入って、梁を持ち上げていきます。同時に布の端を床に巻き込んでいきます。
d0122219_17504286.gif
何度も微調整を加え完成です。日が当たると、布の存在が消え、人のシルエットだけが浮かび上がります。
d0122219_654528.gif
内部からみると、日が当たると透けて外部が内部に入ってきて、影になって暗くなると、布が白くなって、内部と外部が切り離されます。
d0122219_175054100.gif
最後は、布のと布の裂け目から生まれでる様に脱出。
内部がゼロの状態から、空間を押し広げることで生まれた、森の中の隙間の様な場所となった。
[PR]
by suzukiakiralab | 2009-01-20 18:21 | ツリーハウス
tree house project vol.6.2
樹上の床の白い布の覆いの中の内部空間の維持の仕方の検討。

【日時】
2009年1月15日(木)

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
前回作った白い布の袋に、梁を一本入れて吊ることにした。
d0122219_1424399.gif
直径1.5mmの鉄の針金1100mmを湾曲させて、両端をぐるりと巻き、その輪っかと袋の底部分を0.5mm針金で縫い合わせて完成。後はその0.5mmの針金の輪っかに天蚕糸を通して吊れば完成。vol.6.0のスケッチで描いた空間が、まさに出来上がった。
d0122219_14234442.gif
次回はとうとう、完結編です。乞うご期待!
[PR]
by suzukiakiralab | 2009-01-10 16:03 | ツリーハウス
tree house project vol.6.1
前回までの反省を踏まえ、もっとシンプルに、空間がゼロの状態から、内部を生むことができるような樹上の床の覆いを考えていこうとした。

【日時】
2008年11月23日(日)

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
まず、手芸用品屋さんに行って、一番伸縮性が高く、軽くて薄い布を探した。そして、力一杯引っ張っても、全く破れることのないネット状の布を見つけた。
d0122219_1119163.gif
布を半分に折って、アイロン接着様の半透明の両面テープで張り合わせ、袋状にし、床板に被せた。
d0122219_11191453.gif
布の先端をつかんで持ち上げると、内部がある状態と、ない状態(板に布がくっついている貸すオ)が、緩やかなラインで繋がった。
d0122219_11192591.gif
この3枚の写真が、まさに空間がゼロの状態から内部空間が生まれでる瞬間を表しています。これからの課題としては、どう木の上の床の上で、内部空間を維持するかです。乞うご期待。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-11-24 22:23 | ツリーハウス
tree house project vol.6.0
前回完成させた光の玉は、後から考えると、スタジオの中で作られた空間を、森の中に持ち込んだ行為にしかすぎないと感じはじめていた。あの森の、あの木の上でゼロから生まれる様な内部の現れ方はないだろうかと思考を巡らせていった。

【日時】
2008年11月3日(月)〜2008年11月22日(土)

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
身体を包む膜を押し広げて現れる内部空間のイメージをスケッチで表してみた。
d0122219_11101745.gif
幼い頃、夜寝る間際、シーツに包まれた布団を足や手で、持ち上げて、自分だけの空間を作って遊んだ記憶が頭に浮かんだ。そんな感覚に近い気がした。
d0122219_11103838.gif
内部から、指でツンツンと押し広げていく形状を、いろいろスタディしていった。
d0122219_11105931.gif
しかし、形が、内部から生まれでたイメージとはいっても、模型ではなく、実際あの木の上で1/1のスケールで作ることは、材料や加工のことを考えると、なかなか難しいことがわかった。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-11-24 20:14 | ツリーハウス
tree house project vol.5.4
とりあえず始めてみたPPバンドでの樹上の床の覆い計画も、今日で完結です。

【日時】
2008年5月20日(火)16:00〜17:30

【場所】
森の中

【参加者】
西山広志(鈴木明研M2)
奥平桂子(鈴木明研M2)
遠藤倫数(小山明研M2)
此谷内遙介(橋本英治研M2)

【活動報告】
2008年5月20日 快晴
大きな玉を持って森へ向かいます。
d0122219_1059392.gif
いつものように梯子をかけて、床を乗せます。
d0122219_10595115.gif
今回は、数日間、設置したままにしておくので、いつもより念入りに固定します。
d0122219_1155876.gif
頭から体を突っ込んで、中に潜り込んでいく。
d0122219_11045.gif
梁と木が接する部分は、木が傷付かない様に麻布をぐるぐるまいて、奥の梁もしっかり固定します。
d0122219_1101544.gif
内部は、スタジオの中で入るよりも広く感じた。葉っぱの隙間から日光が当たると、光の粒の中にいるようでした。
d0122219_1134286.gif
木漏れ日と一体となって、光の中に溶け込んでいきます。
d0122219_1102947.gif
この森のこの木の上にしかない木漏れ日のように柔らかな内部空間が、そこに生まれていた。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-07-28 22:40 | ツリーハウス
tree house project vol.5.3
樹上に内部空間を獲得する為の覆いの制作です。

【日時】
2008年5月14日(水)〜2008年5月19日(月)

【場所】
森の中および大学院棟4Fスタジオ

【参加者】
西山広志(鈴木明研M2)
鈴木宏史(鈴木明研4年)
西川亮(鈴木明研4年)

【活動報告】
2008年5月14日
とりあえず、段ボールで、大まかな大きさを検討しました。
d0122219_1052431.gif
段ボールを格子状に組み、マジックで形を描き、段ボールカッターで削り出していきます。
d0122219_10525873.gif
研究室の後輩に手伝ってもらって、木の上にいったん置いてみて、大きさの調整をしていきました。
d0122219_10531372.gif
そして完成です。二人にも、溶接体験をしてもらいました。
d0122219_10533637.gif
台の上に乗せて、梁と床ごと包み込んでいきました。
d0122219_1053503.gif
巻いても巻いても、なかなか密度が増えていきません。それでもひたすら巻いていきました。
d0122219_1054287.gif
密度が出てきたら中の段ボールを切り崩して、さらに巻いていきます。
そして完成。予想よりも広い内部空間が生まれていました。疲れ果てていたせいもあるが、中で居眠りをしてしまう程の心地よさでした。
次回は木の上に乗せてみます。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-07-28 20:51 | ツリーハウス
tree house project vol.5.2
木の上に内部空間を獲得するための準備作業。

【日時】
2008年5月11日(日)18:30〜20:00

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
樹上の床に直接、PPバンドを溶接していく為にピンでPPバンドを留めていきました。
d0122219_10492028.gif
床板の円周をぐるりと巻いていきます。
d0122219_10493521.gif
梁にも同じ様に巻き付けていって完成です。
次回は、いよいよ覆い本体の制作開始です。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-07-28 18:57 | ツリーハウス
tree house project vol.5.1
前回作ったPPバンドの玉を、どんどん大きくしていきました。

【日時】
2008年5月7日(火)〜2008年5月10日(土)

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
手の中に収まる大きさから始め、どんどん大きくしていきました。
d0122219_10442977.gif
大きくしていくうちに、どんどん熟練していき、巨大化はますます加速していきます。
d0122219_10445925.gif
ここまで大きくなると、手の中には収まりきらず、ぶら下げながら空中で溶接していきました。
d0122219_10451228.gif
ある程度密度が増していくと急に内部を維持する強度が出始めます。そして、さらに増やしていくと、今度は自重で、ひしゃげていきます。そのバランスがとれた状態を迎えると完成です。
d0122219_10452543.gif
何もなかった場所に、内部空間を想像し包み込んでいき、獲得した内部空間。入ってみるしかないということで、茂みをかき分ける様に内部に侵入してみた。そこには、自分が獲得した場所があった。同じスタジオにいた遠藤にも入ってもらった。
d0122219_10453883.gif
巨体の遠藤が入ると、さっき獲得したと感じた内部空間は消え、ブカブカの白い服を着ているように見えた。小柄の奥平にも着てもらった。すると、読書をするのにぴったりのゆったりとした内部空間を感じることができた。
次回は、ツリーハウスの床の上に内部空間を獲得するための覆いとしての制作のスタートです。乞うご期待。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-07-25 23:38 | ツリーハウス
tree house project vol.5.0
樹上の床の上を包む覆いのスタディを始めてみました。悩んでいても仕方がないということで、とりあえず体を動かして作っていくことにしました。

【日時】
2008年5月6日(火)15:00〜

【場所】
大学院棟4Fスタジオ

【活動報告】
2008年5月6日(火)
とりあえず始めたのが、結束用のPPバンドで、手の中に収まるくらいの大きさの玉をつくることでした。
d0122219_10382652.gif
まず3mほどロールから出して、木の棒でクセを取ります。
d0122219_1038422.gif
直径20cmほどの輪っか作って、半田ごてでビスケットの穴のパターンのように13個の点で溶接します。輪っかができたら、垂直線を引く様に、輪っかを球に近づけていきます。
d0122219_10385371.gif
3本4本と増やしていくと、どんどん密度がましていきます。
d0122219_1039427.gif
何もない空間から、どんどん帯状の繊維を増やしていって、包まれた内部が生まれてくる。そんな内部の現れ方はないものかと始めた、実験の第一歩です。
[PR]
by suzukiakiralab | 2008-07-25 21:38 | ツリーハウス